夫婦で勉強会に参加したあと、夫とこの先のことを話しました。
話し合いというほどのものではなく、歩きながらだったり、寝る前のベッドの中だったり。
2回目の人工授精がうまくいかず、体外・顕微という言葉が先生の口からもあり、
「まだ2回しか試してないけど、ステップアップするのが最善なのかな」と思う時期があり、
「それよりもまず身体を整えたほうがいいのかも」と思う時期があり、
「どっちにしたってこのまま3回目の人工授精でいいのかな…」と思っていました。
勉強会に参加して、いきなり体外・顕微をする必要はないなと思うようになりましたが、
人工授精についてはこのまま継続していいものか、よく分かりません。
その辺りの不安を夫に伝えました。
夫は勉強会に参加しても有益な情報が得られたとは感じていないようで、
「可能性のない数字じゃないし、このままでいいと思う」という意見でした。
「もう一つね、やめ時。やめ時も考えたほうがいいと思うの。
まさか自分が不妊治療するなんて思ってなかった。もちろん次でうまくいけば
それがいいと思うけど、そうならない可能性だって、あるから。」
「それからさ、もし、子どもが望めないということが分かったら、どうしたい?
卵子提供、精子提供、養子、二人の人生…」
「どうして子どもがほしいの?」
夫はこういう時、はっきりとは答えません。場合による、状況次第、そんな答えばかり。
それはそうだけど、そうじゃなくてさ…
やめ時についてもそうでした。その時、その時、判断したいと。
養子は選択肢の一つとしてはあり。必ずそうしたいというわけじゃなく。
でも、「どうして子どもがほしいのか」という問いの答えは、
子どもがほしいのは、私との子がほしいから。
私との家族をつくっていきたいから。
夫は何度も何度も、私との子どもを望んでいると言って抱きしめてくれました。
嬉しかったです。
不妊治療で不安な思いをしているのは私だけじゃないし、
私一人が子どもを望んでいるわけでもない。
私たち夫婦は、お互い、お互いとの子どもがほしいと強く強く想っているのです。
夫の反応を見てその気持ちがさらに強くなりました。
やはり不妊治療の性質上、通院や投薬、採血、内診台にあがること、
女性主体になる場面がほとんどです。
そのせいで「私ばっかり頑張ってる?」「もしかして私のひとりよがり?」と
不安になってしまいがちですが、できる事が少ないぶん、
きっと夫には夫の不安があるだろうし、歯がゆさがあるんだろうと思います。
でも、お互いがお互いとの子を望んでいるからこそ成り立つチャレンジなのです。
勉強会をきっかけに夫と話ができ、「私たち夫婦はこれからも二人でチャレンジしていける」
と思うことができました。
次回、3回目の人工授精。
予定通り進めようと思います。
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