男性不妊検査 @ エスセットクリニック

不妊の日々
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夫とは前々から話していた男性不妊検査。12月某日、夫が「そういえば今日検査なんだ」と言って一人出かけていきました。今日は夫から聞いた話を基に、男性不妊検査や検査を受けたエスセットクリニックについて書きたいと思います。
エスセットクリニックは千代田区にある男性不妊専門のクリニックです。最寄駅はJR秋葉原駅、神田駅、東京メトロ銀座線神田駅、都営新宿線岩本町駅。アクセス良好!
私たちが初めてこの病院を訪れたのは2018年3月(過去記事参照)のこと。男性不妊勉強会のために夫を半ば強引に連れて行ったのでした。あれから早9ヶ月・・・。当時は検査にあまり乗り気じゃないまま「いつか行くよ~」と言っていた夫ですが、そろそろ年も変わるという師走になって、やっと重い腰を上げてくれました。
エスセットクリニックの検査には、基本精子検査・男性不妊一般検査・高精度精子検査Aコース・高精度精子検査Bコース・ブライダルチェックといくつかのコースがあります。今回夫が受けたのは高精度精子検査Bコースというもの。Aコースで検査できる5項目に加え、さらに高度な4項目の検査ができます。

Aコースの検査内容

・精子濃度の概算(画像あり)
・精子頭部形態正常率
・精子数(源精液と選別後精液の比較試験あり)
・運動率(源精液と選別後精液の比較試験あり・動画あり)
・空砲の有無(源精液と選別後精液の比較あり)

Bコースの検査内容(Aコースに加え、以下4項目)

・先体反応検査(源精液と選別後精液の比較試験あり)
・凍耐性検査(予備解凍)(源精液と選別後精液の比較試験あり)
・ミトコンドリア局在検査(酸化還元能)(源精液と選別後精液の比較試験あり)
・DNA構造・機能検査(源精液と選別後精液の比較試験あり)
不妊治療を進めている方ならAコースの内容は想像がつくのではないでしょうか。ちなみに基本検査の検査項目は精液量・精子数・運動率・正常形態率の4つで、人工授精の時にもらっていた内容とおそらくほぼ同じです。じゃあBコースってなんなの?という話ですね。夫が聞いてきた説明とクリニックのホームページをもとに解説していきます。

先体反応検査

精子が卵子に突入する能力(先体反応)を調べるもの。この数値が低かったり、先体の欠損があったりすると、精子が自力で卵子に突入することができない。そのため、人工授精や体外受精にも適合しない可能性がある。

凍耐性検査

一度凍結した精子を解凍した時にきちんと機能するかどうかをみるもの。

ミトコンドリア局在検査

精子の首の部分(精子中片)の形態を詳しく観察するためのもの。精子中片には運動エネルギーを供給するためのミトコンドリアがあり、このミトコンドリアに色をつけることでエネルギー産生能と中片の形状を観察する。元気のない精子には色がつかないため、精子の運動能や成熟/未成熟の検査ができる。

DNA構造・機能検査

通常の精子に混在しているDNA損傷精子と良好精子の選別作業を行い、体外受精や顕微授精に使用できる精子かどうかを精査する検査。結果の数値によって、体外受精や顕微授精の前に改善可能な男性不妊原因を見つけ出し、その治療から先に行うなど治療の方向性を考える材料になる。
Bコースの費用は129,600円です。安くありませんが、あとから一つ一つ検査を進めるよりどうせなら一気に検査して少しでも安心を買いたいと思い、最初からBコースを受けました。検査は要予約で、Bコースの場合は結果が出るまで2週間かかります。
もし気になっている方がいたらまずは電話予約を。2〜7日の禁欲期間を経て当日を迎えます。当日は問診ののち採精室で採精、あとは結果を待つだけです。所要時間は待ち時間を含めても1時間程度。お金はかかりますが、男性不妊かも?とお思いの方、体外・顕微の前に精子もしっかり検査したいという方、ぜひ受けてみてください。クリニックのホームページでは体外受精や顕微授精の治療を検討の方、不妊治療を速やかに終わらせたい方、夫婦ともに40歳以上の方が対象となっていますが、人工授精を繰り返している方にもお勧めできる検査だと思います。
次の記事では、実際の検査結果から分かったことなどをまとめていきたいと思います。

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