こんにちは。今回は結果について記録していきたいと思います。
(基準値以外も小数点以下第二位までの数字で示されますが、ここでは◯×で表します。)
高精度精子検査Aコースの検査結果
まずは高精度精子検査Aコースの検査結果です。
この検査の結果には、【生液量(ml)】【精子濃度(×106/ml)】【総精子数(×106/射精量】【運動率(%)】【総運動精子数(×106匹)】という5つの項目について、源精液と選別後精子2つの数字が示されていました。
【生液量(ml)】下限基準値:1.5 源精液:◯ 選別後:×
【精子濃度(×106/ml)】下限基準値:15 源精液:◯ 選別後:◯
【総精子数(×106/射精量)】下限基準値:39 源精液:◯ 選別後:×
【運動率(%)】下限基準値:40 源精液:× 選別後:◯
【総運動精子数(×106匹)】下限基準値:15.6 源精液:◯ 選別後:×
この下限基準値はWHOが提示しているもので、過去1年間に妊娠した人の下から5%の数値を示しています。つまり、この数値を満たしていれば必ず妊娠できるというものではなく、足りていないから妊娠できないというわけでもありません。目安の一つ、というわけです。
この結果で注目すべきところは、総精子量と総運動精子数です。どちらも源精液の時には基準を超えていますが、選別後は大きく下回っています。また運動率も基準値は40となっていますが、自然妊娠には60〜70はほしいところと言われました。よって軽度の無力症と言えるようです。
検査結果には各種画像も添付されており、精子の空砲や奇形の様子も確認することができます。
高精度精子検査Bコースの検査結果
Aコースに加え、以下4項目について検査がされました。
【先体反応検査】結果:×
精子の頭部形態と先体局在の数値から、先体反応誘起率が計算されます。ちょっとよくわからない言葉が続いていますが、要するに精子が卵子に入って受精する時の予測数値だと理解しています。結果は低め。(実際にはパーセンテージで示されます)
【凍耐性検査】結果:◯
凍結→解凍した時の精子の運動率です。これは問題なしだったので、精子の凍結は可能ということになります。
【ミトコンドリア局在検査】結果:×
100個中いくつ良好か、という数字で示されます。基準値の70個には足りませんでしたが、悲観的な数字ではありませんでした。
【DNA構造・機能検査】結果:◯
DNAの損傷がある精子を排除し、運動精子を濃縮した時の数値です。基準値は源精液で陰性率が40〜80%、選別後は60〜90%です。選別後には基準値の範囲に収まりました。
まとめると、自然妊娠はかなり厳しいだろうとのことでした。人工授精、体外受精も可能性は低め。顕微授精を3回やって、1回うまくいくぐらいの数字だそうです。ただ精液検査は数字の変動が大きいですし、生活習慣などで改善できるものもあります。また今回の検査では精索静脈瘤など手術で改善の見込みがあるものについては分かりません。ですので「よしじゃあさっそく顕微授精だ!」とはいかないのです。
が、私としては可能性の低い人工授精を繰り返さずにいったんストップしてよかったなとか、アートクリニックで勧められるまま体外受精をしなくてよかったなとか、そんなふうに思いました。
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