“結婚しなくても幸せになれるこの時代に、私は、あなたと結婚したいのです”
前回は、2017年に公開されたこのゼクシィのCMキャッチコピーから、「じゃあ私はどうして結婚したんだろう?結婚してよかったことって何?」ということを考えてみました。今回はその後編です。家族が増えたこと、世界が広がったこと、そして・・・
③絶対的な味方を得られたこと
何があっても私の味方になってくれる人が一人いるだけで、人はとても強くなれる。私にとって夫はそういう存在です。私は冗談だと分かっていてもからかわれたりするのが苦手です。例えば料理をしていて切っていたものを落としてしまった時、「どんくさいなぁ」「こんなこともできないの?」「あ〜あ」と言われると、完全に萎縮してしまいます。夫は「大丈夫?」「俺もよくやる」と言ってくれます。些細なことですが、私はそれで本当に救われました。そして、この人は何があっても私の味方、私が嫌がることはしない人だ、と思いました。
何によって「味方」と感じるかは人それぞれだと思いますが、案外こういった小さなことで、人は人を見極めているんだと思います。我が家の場合、まだ嫁姑問題のようなものは勃発していませんし、今後家族が増えたり親の状況が変わった時には何か違う感想を持つようになるかもしれません。でも、そこに至るまでの日々の中で、「この人は私の味方になってくれる人だ」という積み重ねがあることで、その日が来ても乗り越えられるような気がします。実際、これまでの日々の中で口喧嘩のようになる場面はなく、お互いの気持ちや考えを伝え合いながら解決できています。それは、「味方」「仲間」という意識が根底にあるから。二人の毎日をより良いものにするため必要なのは、言い争いや言い負かすことではなく、運命共同体として相手を尊重することなのです。
④幸せのハードルが下がったこと
朝起きると夫が隣にいる、玄関で夫を出迎える、もらってきたお土産を二人で分け合って食べる、休日の予定を二人で考える。どれもこれも幸せです。もともと簡単なことで幸せだと思う私でしたが、「二人」だというだけで、幸せだと感じられるものが一気に増えた気がします。それは、「夫がいるからできること」があるからかもしれません。手を繋いで歩いたり、ぎゅーっと抱き合ったり、腕枕で眠ったり・・・これらは一人ではできないことです。夫の温もりを感じる幸せ、夫の香りを感じる幸せ、そしてそこから得られるのは、安心と安らぎでした。あったかいだけで幸せです。愛されているという実感や、ここにいてもいいという感覚、結婚して夫といることでたくさん感じられるようになりました。これ以上の幸せはありません。
誰かと両想いになったことのある人だったら、きっとみんなこの感覚を味わったことがあるのではないでしょうか。結婚して2年足らずの私がいうのも説得力に欠けるかもしれませんが、結婚は、その多幸感を毎日感じられるものだと思います。結婚してよかった。毎日幸せ。そう思えるのは、夫といる安心感が私の幸せのハードルをぐっと下げてくれたからなのです。
⑤未来が楽しみだと思えたこと
悲観的なことが多い私は、今が辛い時、「30年ぐらい一気に過ぎちゃえばいいのに。そうすれば今の悩みは過去のものになるのに。」と思ったりします。そして、「その時にはその時の辛さがあるに決まってるけど。」と思うわけです。我ながら後ろ向きですね。時々魔が差して!?「未来はバラ色!」なんて思うこともないわけではないのですが、基本的にはつまらない未来しか想像できませんでした。
結婚を決めた理由の一つとして未来像が思い浮かんだというのが挙げられていることも多いですが、私の場合もまさしくそれでした。ご飯を一緒に食べたり、家でうだうだしたり、子どものことで一生懸命話し合ったり…。掃除洗濯買い物。日常生活。そして歳を重ね、孫たちが来るのを二人して待ったり。そういうのがごく自然に思い浮かび、それと同時に、ありきたりかもしれない未来の毎日がとても待ち遠しく思えたのです。中でも夫と子どものセットのイメージは強烈で、抱えきれないぐらいの幸せに満ちていました。まだ子どもはいませんし、この先運良く授かれるのかも未知数ですが、近い未来としては、父親になった夫を見るのがとても楽しみです。
さて、結婚してよかった理由。最後にもう一度振り返ります。
①家族が増えたこと
②見える世界が広がったこと
③絶対的な味方を得られたこと
④幸せのハードルが下がったこと
⑤未来が楽しみだと思えたこと
まだまだたくさんありますし、これからももっと増えていきそうです。それこそ30年後、“結婚なんてしなきゃよかった”なんて思ってしまわないように、そして万が一思ってしまった時に読み返せるように(そうならないことを願いますが…)、1年に1回ぐらい振り返って、よかった!という気持ちをストックしていこうと思います。
いいことばっかり書いていますが、もちろん、日々過ごす中にはちょっとした気持ちのすれ違いは存在します。それらを踏まえた上でやっぱり夫と結婚してよかったなと、今回の投稿を通じて再確認できました。あとはこの気持ちが続くよう、夫への感謝の気持ちを忘れずに過ごしたいです。
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